上昇気流
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よく晴れた昼下がりに空を見上げていたら、鳶が羽ばたかないのにいつの間にか旋回する ごとに高度を上げ、見る見るうちに小さくなってどこかへ消えていった、そんな様子を見たこと がある人も多いのではないでしょうか。 この鳥たちを高い空へ連れて行くもの、それが上昇気流です。地面付近の空気が暖め られ軽くなることによって、また山の斜面などを風が駆け上がるときなどに発生します。鳥た ちは、この空気の流れを捉えて上昇していくのです。 空に浮かんでいる雲も、同じメカニズムで落ちずに浮かんでいられます。 雲は、上昇気流 によって地表付近の空気が上空に昇り、冷やされてできた非常に小さい水滴や氷の粒の かたまりです。このため、雲を作る上昇気流と雲が落ちてくる速度が同じであるとき、雲は 同じ高さのところに浮かんでいるわけです。 雲を形作っている、直径が〇.二ミリの雲粒が落ちてくる速さは一秒間に一センチぐらい なので、地上から見てみると同じところに浮かんでいるように見えることになります。 日差しの強い夏の間は、強い上昇気流によってわた雲のようなもくもくとした雲が形作 られます。雷雲などの上昇気流は、ときには毎秒数mをこえ、強い雨やひょうを降らせたり もします。しかし、刷毛で描いたような、横に流れる秋の雲が現れるのももうすぐです。
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