五月の風、薫風


 
   四月の風は「光り」、五月の風は「薫る」といいます。その風を薫風(くんぷう)と言
ます

 が、薫風とは、水の上や新緑の中を渡ってくる、におうような爽やかな感じのするそよ風

 さします。五月に入ると、木々にも若葉が芽吹き、さわやかな風にそよぐ姿が見られるよう

 になってきます。目に見えない空気の流れ、「風」を目で見ることのできる季節です。

  五月五日は子供の日、あちこちに元気に泳ぐ鯉のぼりが見られるのではないでしょうか。

 そして、この鯉のぼりの泳ぐ様子を見て風の強さを知る事ができます。鯉のぼりが四十五度

 位(斜め)で泳いでいると三メ−トルくらい、ちょうど顔に風を感じ木の葉がゆれる、ちょうど

 薫風くらいでしょうか。鯉のぼりが真横になって元気に泳いでいればおよそ五メ−トル、

 砂埃が立ち始めるくらいの風が吹いていることになります。

   さて、この鯉のぼりに似たものに高速道路の脇でよく見かける吹き流しがあります。この

 吹き流しからも風の強さがわかります。目安としては、四十五度くらいでも五メートルの風が

 吹いています。この吹き流しが真横になっている時は風が強いことを示しています。トンネル

 の出口や橋の上などで強い風に吹かれると、走っている車も風圧で走行が不安定となり

 ます。

  行楽シーズンを迎えるこれからの季節、車でお出かけする際には、風の強さにも注意を

 払って安全運転を心がけましょう。

 

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