体感気温


  厳しく冷え込んでいるときでも、風がなく日差しがあるときは防寒さえしっかりしていると寒さは

 しのげますが、冷え込みが弱くても風が吹いていると、寒さがしみることがよくあります。

  皮膚のまわりには体温で暖められた暖かい空気の層があって身体を包んでいて、外気の

 冷たい空気が直接体に触れないように守っています。しかし、強い風が吹くとこの空気の

 バリアがはがされるため、冷たい空気が直接皮膚に触れて寒さがしみるのです。

  さて、実際の気温とは別に、体で感じる気温として体感気温というものが用いられます。

 風速が一メートル増すごとに一度下がるのが目安ですが、それと似たものに酷寒指数という

 ものがあります。これは旧ソ連で使われていた、風速を加味した寒さの表現法です。

 その表し方には計算式を使いますが、その式を使って二月の道内各都市の酷寒指数を

 求めてみます。

         平均気温 平均風速 酷寒指数
   札幌     −3.5   2.5   1.9
  
 旭川     −7.2   1.5   1.8
   室蘭     −2.1   5.1   2.6
   網走     −6.6   3.2   2.4
   函館     −2.5   3.9   2.3

   これを見ると酷寒指数は旭川が1.8、室蘭が2.6で、平均気温が5度以上も高い

 室蘭の方が、指数が高い、つまり体感的には旭川よりも寒い地域、ということになります。

 札幌は、酷寒指数で見ると道内では寒さの比較的緩い地域、ということが言えそうです。

  一月に続いて二月は年間でも最も寒い時期です。暖かな空気のバリアを逃がさない

 ために、寒さ対策として内側にはセーターなどといった空気をいっぱい溜め込む物、外側は

 風を通さない物を選びましょう。

 

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