１０月に入り、日一日と日の暮れるのが早くなります。日没の時間の時間は、１０月上

　旬で午後５時２０分頃、中旬には５時前には日暮れを迎え、１０月下旬にはまだ会社に

　いる時間、午後４時半には日は沈んでしまいます。太陽が西に傾きかかけるとたちまちの

　うちに日没となることから、まさに「秋の日はつるべ落し」です。 これからの季節、薄暗くな

　ってから帰宅時間を迎えるようになりますが、はたしてその際、あなたは車から見えているの

　でしょうか。

　　 たとえライトをつけたとしても、ドライバーが歩行者や自転車を確認できる距離は、茶色

　や黒などの暗い服装の場合は約２６メートルしかありません。時速５０キロの車が１秒間に

　進む距離は約１４メートルなので、もし暗い服を着たあなたを見つけても、あっという間に

　近付いてしまいます。

　　一方、黄色や白色などの明るい色は光を反射しやすいため、距離が離れても比較的

　目立つ色です。工事作業員や学童のヘルメットやかばんが黄色いのはこのためです。それ

　でもその距離は約３８メートルといわれています。 しかし夜光反射材などの反射板をつけた

　ときには、約１００メートル離れてもその反射した光で確認することができると言われています。

　自転車に乗っているときライトをつけるのも同様です。暗い服を着て無灯の場合には、

　走っているドライバーからはほとんど見えていないと思ってください。自転車や車のライトは

　路面を照らすだけでなく､実は自分の存在を相手に知らせる重要な意味もあります。

　　薄暗くなったと思ったらすぐライトをつけ､明るい色の服を着たり、着ているものに反射板を

　付けるなどして自分の存在を知らせましょう。